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8/12 園内情報
こんにちは、強羅公園 まえちです。
当公園は山の中腹にあり、一番低い位置にある正門は標高約574m、西門は611mと傾斜のある庭園です。
日中の日差しは頭の上で目玉焼きが焼けそうなほど強いですが、一歩日陰に入ると風は涼しく汗が引いてくるのがわかります。
それは箱根だからか、立秋を過ぎたからなのか…
実りの秋はまだ先ですが、春に咲いていた花の実や種がちらほらと目に留まります。
藤棚にぶら下がる豆のような実や、バラが咲き終わった後のぷっくりとした膨らみを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
フジはマメ科でつる性植物です。あのぶら下がる実はサヤで、中には種子が入っており、時期になるとサヤが弾けて種子が飛ぶ仕組みになっています。
他にもバラのローズヒップや、強羅公園の中央にあるシンボルツリー ヒマラヤ杉のシダーローズなど。
このヒマラヤ杉を遠くから見てみると白っぽく丸いものがのっています。これが地面に落ちる前のシダローズ。ヒマラヤ杉の松ぼっくりですね。
今はこぶしサイズですが、花が咲いてから2年かけて熟し、種子が落ちた後にばらばらと形を崩しながら最後にはバラの花のような形を残して地面に落下します。
夏の時期はこれぞ!!という花は少ないですが、細かいところに目を向けてみると伸びたツルの巻きが美しかったり、変わった実が落ちていたり、様々な楽しみ方ができますよ^^